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熟成のなせる技(シャトー ランシュムーサ '97)

先日試飲したワインです。

シャトー ランシュムーサ ’97

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ボルドー、オーメドック地区ACポーヤックのシャトーワインです。

格付けは5級。5級というとワインをご存じない方は安物のように感じられるかも知れませんが、ボルドーにはシャトーと名のつくワインが5000近くもあるといわれていまして、そのなかで、1855年のに格付けされたシャトーはメドックでわずか61シャトー。ソーテルヌで26シャトーの合計87シャトーしかないのですから、格付けシャトーのワインと言っただけでなかなかの物なのです。

実際このランシュムーサは格付けシャトーの中では、それほど評価も高くなく、価格も比較的お手頃です。(ちなみにこの1997年はSonnyのお店で¥6000)

しかも1997年 はヴィンテージチャートでは20点満点中の16点といわゆる作柄がそれほどよかった年ではありません。しかし決してワインの質が極端に悪いわけではなく、ようは飲み頃が早く来ると解釈していただければ良いと思います。

そこでこの97・・・
11年が経っています。まさに今が飲みごろ!
コルクを抜いた瞬間からまだ若々しいカシスの香りが漂います。その奥に奥ゆかしい杉のような木の香り、樽から来るタールのニュアンスなかなかいろいろな香りが感じられます。

口の中では、これぞ熟成のなせる技!渋みが取れて丸くなったタンニンがなんとも言えない甘さを醸し出しています。そして先ほどのいろいろな香りが口のなかにもたっぷり広がります。後味の余韻も長く、さすが格付け物!といいたくなる味わいです。

ボルドーの赤の熟成した良さを知りたい方にぜひお勧めしたいワインです。

余談になりますがこんな風にボトルに澱の跡が付いていると

2008_12240002

これはこの面を下にした状態(つまりボトルが横向き)で長い時間静かに寝かされていたことが想像でき、いい熟成をしてきたんだなぁと想像できます。

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